神経症の症状
神経症の症状は多岐に渡り、代表的には以下のような症状が生じる可能性があります。
・恐怖、不安、パニック発作、強迫観念、抑うつ、記憶の喪失、別人格の形成、攻撃性、こだわりの強い考え(検査上で異常は認めないが「自分は病気だ」という事も含む)息切れ、動悸、吐き気、頭痛、腹痛、自律神経失調など
神経症の原因
神経症は、ある出来事や人間関係など、本人にとってかなり精神的に葛藤を引き起こすようなことがあって、それがもととなって引き起こされる病気です。
例えば、夫婦関係や嫁・姑の問題、病気、近親者の死、受験、仕事上の悩み、学校でのいじめ、災害、環境の変化など、その原因は人によって様々です。
逆にいうと、その原因が解消すれば、自然と神経症も治まることが多いのです。
神経症の頻度
神経症(最近では不安障害とも呼ばれます)はこころの障害のうちでも最も頻度の高いもので、一般的に人口の10%を超えるとも言われています。年齢的には、10代後半から40代までに発症数が多いことで知られています。
神経症の影響
心配によって、十分な睡眠がとれなくなったり、筋肉が緊張して凝ったりなどの身体症状や、集中できなくなることで、深刻な社会的・職業的機能の障害を起こしたり、他の精神疾患に発展したり、自殺の危険性の増大につながると考えられています。
神経症の危険因子
神経症の発症にはある程度、遺伝的な影響もありますが、より重要なのは性格的要因です。
第一に内向的で自己内省的、第二に小心、敏感、心配性、小さな事にくよくよしやすい、第三に完全主義、理想主義、負けず嫌いなどの特徴があります。
つまり、弱気な要素と強気な要素をあわせ持った性格であるため、強気な自分が弱気な自分を許せず、心の葛藤を引きお起こしやすいタイプといえるでしょう。
神経症の治療法
神経症の状態は、誰でも一時的に生じうる状態です。何か気になる症状がある場合は、独りで抱え込まずに専門の医師に相談してみてください。受診することが、まず治療の第一歩となりえます。
当院では漢方薬などを用いた治療もおこなっております。心身の不調の回復までをサポート致します。お気軽にご連絡くださいね。