第90回

心が壊れてる人の3つの特徴とは?原因や放置するリスク、対処法を解説

心が壊れてる人の3つの特徴とは?原因や放置するリスク、対処法を解説

心が壊れてる状態は外からは見えにくく、自分でも気づかないうちに進行していることがあります。

何気ない表情や言動の変化、日常のちょっとした違和感が、実は心の限界を知らせるサインかもしれません。

この記事では、心が壊れてる人に見られる特徴やそうなってしまう原因、放置した場合のリスク、そして日常でできる対処法についてわかりやすく解説しています。

「最近なんとなくしんどい」「前と違う気がする」と感じる方は、自分の心の状態を見つめ直すきっかけとして活用してみてください。

心が壊れてる人に見られる主な3つの特徴

心が壊れてる人に見られる主な3つの特徴

ここでは、「外見」「行動」「思考」の3つの側面から、心が壊れている人に共通する特徴をわかりやすく解説します。

【外見・雰囲気編】表情が乏しい・身だしなみに無頓着

【外見・雰囲気編】表情が乏しい・身だしなみに無頓着

心が壊れている人は、見た目や雰囲気に変化が表れます。

表情が乏しくなり、笑顔が減る、目に輝きがないなど、以前より覇気が感じられなくなることが特徴です。不自然に笑おうとする人もいます。

また、身だしなみに気を遣わなくなり、服装が乱れたり髪を整えなくなったりすることも。入浴が面倒に感じられるようになる人もいます。

姿勢が悪く、どこか沈んだ雰囲気をまとうようになるのも心が壊れているサインです。

【行動・習慣編】睡眠の乱れ・集中力や判断力の低下

【行動・習慣編】睡眠の乱れ・集中力や判断力の低下

心の不調は生活リズムに影響を与えます。眠れない、途中で目が覚める、逆に眠りすぎてしまうなど睡眠に異常が現れやすくなります。

趣味や楽しみへの関心が薄れ、何事にもやる気が出なくなるのも特徴です。仕事や勉強で集中できず、ミスが増えるなどの変化も見られます。

さらに、人との接触を避けがちになったり、酒やタバコの量が増えたりするケースも。涙もろくなったり、イライラしやすくなったりと、感情面にも乱れが出てきます。

【言動・思考編】ネガティブな口癖・周囲に無関心

【言動・思考編】ネガティブな口癖・周囲に無関心

「疲れた」「どうでもいい」「自分なんて…」など、ネガティブな言葉が増えるのは心が壊れてるサインです。自己否定が強くなり、将来を悲観するような発言も増えていきます。

また、他人の目を過度に気にしたり、逆に興味を失ったりすることもあります。会話が少なくなり、反応が薄くなるなど、周囲への関心が低下していくのが特徴です。

物事を悪い方向にしか考えられなくなる「認知の歪み」も見られるようになり、感情の起伏が激しくなっていきます。

なぜ心が壊れてしまうのか?考えられる4つの原因

心が壊れてしまう4つの原因

心が壊れるのは、特別な人にだけ起こることではありません。

日々の暮らしの中で積み重なるストレスが、少しずつ心に負担をかけていきます。

心が壊れてしまう主な4つの原因について詳しく見ていきましょう。

1:過度なストレスやプレッシャー

1:過度なストレスやプレッシャー

私たちは日々、仕事・家庭・人間関係などさまざまなストレスにさらされています。

適度なプレッシャーは行動を促す原動力になりますが、それが過度であったり長期間続いたりすると、心に大きな負担となってしまうのです。

たとえば、終わりの見えない残業や過剰なノルマ、進学・就職など将来に対する不安、育児や介護などの家庭内の責任などが積み重なることで、心のエネルギーは少しずつすり減っていきます。

加えて、騒音や満員電車といった物理的な環境ストレスも、知らず知らずのうちに心を追い詰める要因となります。

2:人間関係の悩み

2:人間関係の悩み

人とのつながりは心の支えになる反面、大きなストレスの原因にもなります。

学校や職場でのいじめ、上司からのパワハラ、同僚との摩擦など、対人関係のトラブルは心に深いダメージを与えます。

また、信頼していた人とのすれ違いや家族との衝突、恋人との別れなど、身近な人との関係が崩れると、強い孤独感や喪失感に襲われることがあります。

こうした状況で、誰にも悩みを打ち明けられずに一人で抱え込んでしまうと、心は徐々に消耗していきます。

人間関係の悩みは小さなきっかけから深刻化することが多く、それが積み重なることで心に深いダメージを与えるのです。

3:トラウマや過去の経験

3:トラウマや過去の経験

過去に受けた強いショックや深い悲しみは、時間が経っても心に残り続け、今の自分を苦しめる原因になることがあります。

たとえば、虐待、事故、災害、犯罪被害、いじめ、育児放棄、大切な人との突然の別れなどは、トラウマとして深く刻まれやすい出来事です。

こうした体験が十分に癒されないままでいると、似たような場面に遭遇したときに過去の記憶がよみがえり、感情が不安定になったり、心のバランスを崩してしまったりすることがあります。

トラウマは目に見えない分、自分でも気づかないまま心に負担をかけ続けている場合があるのです。

4:完璧主義や頑張りすぎる性格

4:完璧主義や頑張りすぎる性格

「失敗してはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」といった完璧主義的な思考も、心を壊す大きな要因になります。

責任感が強く真面目であればあるほど、自分に厳しすぎる傾向があり、知らず知らずのうちに心を追い詰めてしまうのです。

完璧を求める人は、小さなミスにも敏感で、反省や自己否定が過剰になりがちです。また、人に頼ることが苦手で、どんなに辛くても一人で抱え込もうとしてしまいます。

常に気を張り、限界を超えても休むことができず、気づいたときには心身ともに疲れ果て、燃え尽きたように何も手につかなくなってしまうこともあります。

心が壊れやすい人の3つの傾向を解説!

心が壊れやすい人の3つの傾向を解説!

心が壊れやすい人には、上記のような傾向があります。

こうした傾向を持つ人は、日常の中で「しんどさ」や「違和感」を感じていても、それを誰かに伝えることが苦手で、自分の中で無理やり処理しようとしてしまいがちです。

気づいたときには心の余裕がなくなっていたり、突然限界がきて動けなくなってしまうこともあります。

周囲からは気づかれにくいぶん、自分自身で小さな変化に気づいてあげることが大切です。

「がんばりすぎていないか」「一人で抱え込んでいないか」と、定期的に心に問いかけてみることで、壊れてしまう前に立ち止まることができます。

心が壊れた状態を放置する3つのリスク

心が壊れた状態を放置する3つのリスク

心が壊れかけているサインを見過ごしたまま日々を過ごしていると、知らないうちに深刻な影響が広がってしまうことがあります。

ここでは、心の不調を放置した場合に起こり得る3つのリスクについて解説します。

1:日常生活に深刻な影響が出る

1:日常生活に深刻な影響が出る

心の不調が続くと、日常生活そのものがうまく回らなくなってきます。

仕事や勉強に集中できず、ミスが増えたり、遅刻や欠席が続いてしまったりすることもあるでしょう。

また、家事をする気力がわかず、部屋が散らかる、入浴が面倒になるなど、身の回りのことに手が回らなくなります。

これまで楽しめていた趣味に興味が持てなくなったり、外出するのが億劫になったりと、人との関わりや活動がどんどん減っていくことがあります。

気づけば、一日中家でぼんやりと過ごす日が増え、生活が内向きになってしまう人も少なくありません。

2:うつ病や適応障害など精神疾患の可能性がある

2:うつ病や適応障害など精神疾患の可能性がある

「少し気分が落ちているだけ」と感じていても、それが長引くと精神疾患につながることがあります。

うつ病適応障害不安障害などは、誰にでも起こりうる身近な病気です。

こうした症状をそのままにしていると、仕事や人間関係など、日常生活に大きな支障が出てしまいます。

少しでも不調を感じたら自分だけで抱え込まず、信頼できる人や精神科・心療内科に相談してみることが大切です。

うつ病の5つの症状についてわかりやすく解説!効果的な対処法は?

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3:人間関係の悪化につながる

3:人間関係の悪化につながる

心が不安定な状態が続くと、自分では気づかないうちに、周囲との関係にもひずみが生まれやすくなります。

気持ちに余裕がなくなり、イライラしたり、きつい言い方をしてしまったりすることが増えるかもしれません。

また、人付き合いが負担に感じられ、約束を断ったり連絡を絶ったりすることも。

こうした行動が続くと、まわりの人も距離を取り始め、孤立を深める原因になります。

大切な家族やパートナーとの関係がこじれてしまうと、精神的な支えを失い、さらに状態が悪化してしまうこともあります。

「心が壊れたかも」と感じたときの対処法4つ

「心が壊れたかも」と感じたときの対処法4つ

心が壊れかけていると感じたときは、上記4つの対処法を試してみてください。

1:まずは心と体をしっかりと休ませる

1:まずは心と体をしっかりと休ませる

心が「もう限界」とサインを出しているときは、何よりもまず休むことが大切です。「まだ頑張らなきゃ」と無理をすると、心の状態はさらに悪化してしまいます。

しっかり眠る、静かな環境でのんびり過ごす、仕事や家事から少し距離を置くなど、自分なりの休息の時間をつくってみましょう。

音楽を聴いたり、ぬるめのお風呂にゆっくり入ったりするのも効果的です。

スマートフォンやパソコンから一度離れて、ただ何もせず過ごす時間も心の回復につながります。

2:心の中のモヤモヤを言葉にして外に出す

2:心の中のモヤモヤを言葉にして外に出す

気持ちを抱え込んだままにしておくと、心はさらに疲れてしまいます。誰かに話すことが難しければ、紙に書き出すだけでも気持ちが整理されることがあります。

ジャーナリング」や「感情日記」といった方法を試してみるのもおすすめです。頭に浮かんだことを自由に書くことで、自分の本音や感情のパターンに気づくことができます。

もし信頼できる人がいれば、思い切って話してみるのも良いでしょう。「こんなふうに感じているんだ」と、まずは自分の気持ちを否定せずに受け止めてあげてください。

3:生活習慣を見直して心身のバランスを整える

3:生活習慣を見直して心身のバランスを整える

心の調子は、生活リズムや体の状態と深く関係しています。不規則な生活や偏った食事が続くと、気づかないうちに心も不安定になりやすくなります。

食事では野菜やたんぱく質をしっかりとり、栄養のバランスを意識しましょう。運動は、ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で続けられるものがおすすめです。

また、寝る時間と起きる時間をできるだけ一定にすると、体内リズムが整い、気分も安定しやすくなります。朝の日差しを浴びる習慣も、気持ちを整える助けになります。

4:精神科・心療内科を受診する

4:精神科・心療内科を受診する

セルフケアだけではつらさが改善しないときは、ためらわずに専門家に相談することを検討してみてください。

精神科や心療内科、カウンセラーなど、心の不調に向き合うための支援をしてくれる人はたくさんいます。

「通院はハードルが高い」と感じる方もいるかもしれませんが、心の不調も体の不調と同じです。つらいときに助けを求めるのは、決して弱いことではありません。

薬による治療が必要な場合もあれば、カウンセリングを通じて気持ちを整理していく方法もあります。

まとめ

まとめ
  • ・心が壊れてる人には「外見・行動・思考」に共通した特徴が見られる
  • ・原因には、過度なストレス、人間関係のトラブル、過去のトラウマ、完璧主義などがある
  • ・心が壊れやすい人は、責任感が強く、自分のつらさに気づきにくい傾向がある
  • ・放置すると、生活の乱れ・精神疾患・人間関係の悪化といったリスクが高まる
  • ・対処には、休息・気持ちの言語化・生活習慣の見直し・医療機関への相談が効果的

心の不調は、見た目ではわかりにくいものですが、確かに日常や思考の中にサインとして表れています。

「気のせい」とやり過ごさず、少しでも異変を感じたら自分の状態に目を向けることが大切です。

自分の心を守るために、できることから少しずつ取り入れてみてください。

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