第10回

精神科・心療内科を受診するデメリットは?

精神科・心療内科を受診するデメリットは?通院歴がバレるなどの不安点を解説!

「精神科・心療内科を受診したいけど、不安が大きくて決断できない…。」

「デメリットがあるなら、人生を棒に振りたくないし受診をやめようかな…。」

こんな悩みを抱えていませんか?

精神科・心療内科は他の病院と比べて受診までのハードルが高く、気になることも多くありますよね。私も5年ほど通院していましたが、初めて受診する前は不安な気持ちでいっぱいでした。

そこでこの記事では、ともしびクリニックの医師監修のもと、精神科・心療内科の受診に関するデメリットやよくある不安について解説します。

気になる不安を解決できる内容となっていますので、精神科・心療内科の受診を考えている方はぜひ最後までご覧ください。

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【結論】精神科・心療内科の受診のデメリットは特になし!

精神科・心療内科の受診のデメリットは特になし!

精神科・心療内科を受診することのデメリットは特にありません。

通院を続けることで金銭的な負担が増えることはありますが、人生を棒に振ってしまうような致命的なデメリットはないです。

むしろ、精神科・心療内科を受診することはデメリットよりもメリットの方が大きい部分があります。

失業保険の給付

参考:Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~|厚生労働省

例えば失業保険の給付だと、心身の不調によって退職する場合は自己都合退職となります。

自己都合退職は失業保険の給付を受けるまでに2~3ヶ月間の待機期間があるため、その間は収入が途絶えてしまいます。

しかし、精神科・心療内科を受診して診断書をもらっている場合は、「特定理由離職者」と認められるため、ハローワークの失業認定から約7日後には給付が受けられるのです。

また、在職中に休職していた場合、退職後も続けて期間内であれば傷病手当金の給付を受け続けられます。体調が万全の状態になるまで当面の収入を確保できるので、安心して治療に専念できるでしょう。

このように収入を途切れさせることなく次のステップに進めるという点において、精神科・心療内科を受診することはメリットが大きいといえます。

精神科・心療内科の受診の前に気になる7つの不安点を解説!

7つの不安点

精神科・心療内科の受診に対して様々な不安があり、なかなか一歩が踏み出せない方も多いことでしょう。

ここでは、受診を考える方の多くが感じる不安点7つについて解説します。

1.通院歴は親や職場にバレる?

通院歴は親や職場にバレる心配なし!

結論、精神科・心療内科に通院していることは親や職場にバレることはありません。仮にバレることがあったとしたら、自分から通院している旨を話したときです。

年に1度、加入している健康保険から医療費の明細が送られてきますが、封がされているため、自分で開けない限りは誰も中を見ることはできません。

そのため、職場の同僚や上司にバレるリスクは少ないといえます。

2.通院歴があると住宅ローンが組めなくなる?

通院歴があっても住宅ローンは組める

通院歴があっても、住宅ローンが全く組めないわけではありません。

住宅ローンの場合、健康状態も審査の対象となるため、定期的に通院して治療を行っている病気があるときには申告が必要となります。ただし、「過去5年以内」と期間が決まっているため、治療終了から年数が経っていれば申告は不必要です。

住宅ローンの中には、持病をもった方でも入れるものもあります。そういった住宅ローンであれば治療を継続している場合でも加入できるので、大きな心配はないといえるでしょう。

3.一度でも通院すると保険に入れなくなる?

通院歴があっても保険に入れる

生命保険や医療保険に入れなくなるのではと心配な方も多くいますが、全く保険に入れなくなるわけではありません。

住宅ローンと同様、保険の加入時にも告知義務があるため、過去5年間に患った病気については申告が必要です。内容によって条件付きでの加入になる場合が多く、時には断られる場合もあります。

対策としては、「通院終了から5年経つのを待って保険に加入する」「持病があっても入れる保険を探す」等が挙げられます。保険の加入を検討している場合には、ファイナンシャルプランナーなどの専門科に確認するのがおすすめです。

4.そもそも予約が取れない?

新規予約は埋まりがちなので早めの予約がおすすめ

精神科・心療内科を受診したくても予約が取れないのではないかと不安な方もいることでしょう。結論、新規で受診したい方は増えている関係で、即日受診が難しいクリニックもあります。

心身の不調を感じ始めたら早めに精神科・心療内科の受診を検討し、予約を取っておくことがおすすめです。

5.初診だと料金は高い?

初診にかかる料金は3,000円前後

精神科・心療内科の受診料はクリニックによって異なりますが、初診は料金が高くなる傾向にあります。

初診料がかかることから、3,000円前後と見ておくと良いでしょう。さらに心理検査や診断書の発行、薬の処方があればさらに料金がかかります。

心配な方は、受診前にクリニックへ問い合わせてみてください。

6.医療費控除は使える?

通院にかかった料金は医療費控除が使える

精神科・心療内科でかかった医療費は、医療費控除が使えます。

医療費控除とは、1年間のうち10万円を超える医療費(所得額が200万円未満なら所得の5%)について所得金額から差し引いて控除が受けられる制度です。

通院が長くなる場合に年間の医療費も増えますので、ぜひ活用して節税につなげましょう。

7.薬は絶対に飲まなければならない?

必ず服薬治療をするとは限らない

精神科・心療内科を受診し、服薬による治療が必要であると医師が判断した場合は薬が処方されます。

ただし、患者本人の希望やカウンセリング結果などを総合的に見て判断しますので、必ず服薬治療をするわけではありません。

ただ、薬の処方を受けた場合は症状を緩和するためにも決められた時間・タイミングに服用しましょう。勝手にやめるとかえって症状が悪化してしまう場合があるので、自分の判断だけで動くことは避けてください。

精神科・心療内科を早く受診するべき人の特徴は?

精神科・心療内科の受診を悩んでいるとき、上記のような症状がある場合はなるべく早く受診するようにしましょう。

早期受診によって治療期間が短くなり、心身の健康を取り戻しやすくなります。

1.気分が落ち込む状態が続いている

特徴1

気分が落ち込む状態は、抑うつ状態のサインです。

嫌なことや悲しいことがあったときは誰でも元気がなくなりますが、特に何もないのに気持ちがどんよりしているときは注意が必要。

目安として1〜2週間同じ状態が続くようであれば、受診をおすすめします。

2.好きなことにも意欲が湧かない

特徴2

抑うつ状態になると、今まで好きだったことにも意欲が湧かなくなります。

「友達とショッピングしても楽しくない」「好きなアーティストのライブに行く気力がない」など、いつもなら楽しめていることが楽しくないと感じ始めたら心が悲鳴を上げている合図です。

3.食欲がなくなった・極端に増えた

特徴3

心のストレスが溜まってくると、メンタルだけでなく体調にも影響があります。

食欲がなく食べる量が減ったり、逆に大量に食べたりするようにするようになったら危険なサイン。

女性の場合は生理不順につながる恐れもありますので、早めの受診をおすすめします。

4.十分な睡眠が取れない

特徴4

睡眠の乱れが長く続いていることも、精神科・心療内科を受診するべき人の特徴です。

「体は疲れているのに目が冴えて眠れない」「夜中に目が覚めて眠れなくなる」など普段と違う睡眠になったら受診を考えましょう。

5.腹痛や下痢・吐き気などがある

特徴5

自律神経の乱れによって、腹痛や下痢、吐き気など胃腸に症状が出る方もいます。

体調不良を感じて内科を受診しても、特に異常がないと診断された場合は精神的なストレスから症状が出ていると考えられます。

【精神科・心療内科を受診して5年】私は特にデメリットを感じずに過ごしてます!

精神科・心療内科を受診して5年

わたしは心療内科を受診して休職していた経験がありますが、今まで大きなデメリットを感じずに生活してきました。

心療内科を受診した経緯

なぜ心療内科を受診することになったかというと、仕事のストレスで体調を崩してしまったためです。毎日出勤するときに涙が出てきて、睡眠も十分にとれない状態になりました。

さすがにまずいと思ったわたしは、近くの心療内科を受診して治療を開始。「適応障害」と診断され、診断書をもらって休職に入りました。

診断書

状態が良くなって復職してからも定期的に通っていましたが、転勤により状態が悪化。「適応障害による抑うつ状態の再燃」と診断を受け、休職して再度治療することとなりました。

そんなこんなで5年ほど心療内科に通い続ける日々を送っていました。

掛け捨ての安い医療保険に入れなかった経験

私は心療内科に通院していたことで、掛け捨ての安い医療保険に入れなかった経験があります。

通院を終えてから保険の見直し相談に行ったのですが、「診断から5年が経過していなければ、条件付きで掛金が高くなってしまう」と担当者に言われました。

ただ、私は元々別の医療保険に入っていたのでひとまず継続し、告知義務期間が過ぎたら再度見直すことに。その後、別件で手術することになりましたが、医療保険に加入できていたので保険金をもらうことができました。そのため、希望の保険に加入できなかったことは致命的なデメリットとは思いません。

今は退職して別の仕事をしていますが、心療内科で適切な治療を続けたことで心身ともに健康な状態で過ごせています。デメリットよりメリットのほうが大きいと感じているため、受診を悩んでいる方にはぜひ前向きに検討してほしいです。

まとめ

  • ・精神科・心療内科を受診するデメリットは特になし!
  • ・住宅ローンや保険は5年間を過ぎれば、告知義務は必要ない
  • ・親や職場には自分から言わなければバレない
  • ・気分の落ち込みや睡眠障害など症状がある方は早めの受診がおすすめ

精神科・心療内科の受診はハードルが高く、様々な不安から受診を悩む方は多いことでしょう。

ただ、住宅ローンや保険は通院終了後から5年間が過ぎれば告知義務はなくなりますし、診断書を受け取ることで失業保険を早く受け取れるメリットがあります。

考えられるデメリットよりも受診して得られるメリットの方が多いので、悩んでいる方は早めの受診がおすすめです。

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