ハイフはやめた方がいいって本当?危険性やデメリットへの対処法を解説
「最近、ハイフが話題。デメリットはあるの?」
「ハイフはやめたほうがいいって意見もあるけどなぜなんだろう…」
「ハイフは誰が受けても効果出るのかなあ」
そんな悩みを解決できる記事を用意しました。
ハイフは「メスを使わずにリフトアップ効果が期待できる施術」として注目されています。
効果が長く続く
ダウンタイムがほとんどない
といったメリットが目立ちますが、ハイフが向いていない人・「してはいけない人」がいるのをご存じですか?
この記事を最後まで読むと、「自分がハイフをしても大丈夫なのか」を判断できるようになります。
すぐに「ハイフをしてはいけない人の特徴5選」を読むにはこちらからどうぞ!
Contents
ハイフはやめた方がいいと言われる3つの理由
ハイフは「切らずにリフトアップできる」と流行った一方で、SNSや口コミでは「やめた方がいい」「危険」といった声もあります。
確かに、ハイフの仕組みを理解せずに受けてしまうと、肌への負担や思わぬ副作用が起きることもあります。
ここでは、ハイフが“やめた方がいい”と言われる理由を3つの観点から解説します。
1:将来たるみやすくなる?
ハイフを受けない方がいい理由としてよく言われるのが「将来たるみやすくなる」ですが、現時点では、ハイフをすることで将来たるみやすくなるというデータは確認されていません。
むしろ、多くの臨床研究ではたるみの改善やリフトアップ効果が報告されています。
たとえば、韓国の研究ではハイフを受けた人の頬やあご下が3〜6か月後に引き締まり、評価者の約8割が「改善あり」と回答しています。
また、複数の研究をまとめたレビューでも、顔や首のたるみが平均18〜30%改善したと報告されました。
一方で、出力が強すぎたり照射位置を誤った場合、脂肪層まで過剰に熱が届くこともあります。そうなると、皮下脂肪が減りすぎてハリが失われ、結果的に“たるんだように見える”ケースもなくはないです。
つまり、「ハイフでたるむ」というよりも、“施術条件や技術によって仕上がりが左右される”のが正確なところ。医療機関で、肌状態に合わせて出力や照射範囲を調整できる医師に相談するのが安心です。
参考文献2:Systematic Review of High-Intensity Focused Ultrasound in Skin Tightening. 2024.
2:将来老け見えする?
次に言われる理由が、「将来老ける」です。SNSなどでも「ハイフを受けたら頬がこけた」「前より老けた気がする」との声を見かけることがありますよね。
こう感じる人の多くは、照射の仕方や出力の強さが合っていなかったのが原因であることが多いです。
実際の臨床研究では、ハイフによって肌のハリやリフトアップ効果が確認されており、老け見えになるという科学的な根拠はありません。
ただし、脂肪が少ない人や出力が強すぎる施術を繰り返した場合、頬がこけたように見えることは理論的にあり得ると指摘されています。
つまり、「ハイフを受けると老ける」のではなく、照射の深さや回数が適切でないと、ボリュームが減りすぎて老け見えする可能性があるというのが正確な表現です。経験豊富な医師が肌状態に合わせて出力を調整すれば、老け見えのリスクはほとんどありません。
参考文献2:A Systematic Review of High-Intensity Focused Ultrasound in Skin Tightening. 2024
3:将来癌になる?
将来癌になるという話も、一部で聞くケースがあります。
結論から言うと、ハイフが癌を引き起こす科学的な根拠はありません。これまでの研究では、美容医療で使われるハイフによって発がんリスクが高まった報告はなく、むしろ医療分野では“癌の治療”に応用されているケースもあります。
そもそもハイフは、特定の深さにだけ熱を集中させる仕組みです。熱を加える範囲はごく狭く、細胞を広範囲に傷つけるものではありません。そのため、適切な出力と方法で行えば、癌の原因になる可能性はないと考えられています。
一方で、エステなど医療管理のない環境で、照射条件が誤っている場合は、炎症ややけどが起こることがあります。この“炎症を繰り返す状態”が理論的にリスクと混同され、「ハイフ=癌になる」と誤解されることがあるようです。
副作用はある?ハイフのデメリット5選
ハイフは切らずにリフトアップできる人気の施術ですが、副作用やデメリットがまったくないわけではありません。多くは一時的な反応で自然に落ち着きますが、照射方法や肌の状態によってはトラブルにつながることもあります。
ここでは、ハイフを受ける前に知っておきたい5つのデメリットを整理して解説します。
1:頬がコケる場合がある
ハイフは熱エネルギーで皮膚の深い層を引き締める施術ですが、照射位置や出力が合っていないと脂肪層まで熱が届いてしまうことがあります。
その結果、脂肪が減りすぎて頬がこけたように見える場合も。本来ハイフは「SMAS層(表在性筋膜)」を狙う施術であり、脂肪層に強く作用する設計ではありません。
しかし、浅い位置への照射や過度な出力設定を繰り返すと、ボリュームが落ちて老けた印象になることがあります。
この副作用は、医師が肌の厚みや脂肪量を見極めて出力を調整すれば避けられるリスクです。頬がこけやすい人や痩せ型の人は、照射範囲を控えめに設定してもらうと安心です。
2:肌の赤みや腫れが生じる
前述したように、ハイフは皮膚に熱を与える施術なので、一時的に肌に赤みや腫れが生じることがあります。
これらの症状は、一般的に、数日以内に落ち着くので心配する必要はありません。
施術後の肌の赤みや腫れを軽減するために、冷却パックの使用や保湿ケアをおすすめしています。
万が一、腫れなどが収まらない場合のアフターケアを考えると、エステではなく、医療クリニックで施術を受けるのが安心です。
3:やけどのリスクがある
ハイフは皮膚に熱を与える施術のため、照射の強さや位置が合っていないとやけどを起こすことがあります。
軽度の赤みやヒリつきであれば数日以内に落ち着くことが多いですが、強い炎症や水ぶくれになるケースも。とくに施術後の肌はデリケートな状態のため、冷却や保湿をしっかり行うことが大切です。
また、トラブルが起きた際にすぐ医師の診察を受けられるよう、エステではなく医療機関で施術を受けるのが安心です。
4:神経損傷の危険性がある
ハイフは皮膚の奥にある筋膜層へ熱エネルギーを届ける施術です。この層のすぐ下には顔面神経が通っており、照射の角度や深さを誤ると神経を刺激してしまうことがあります。
一時的なしびれや違和感を感じるケースが多く、通常は数日から数週間で自然に回復します。
しかし、稀に強い痛みや表情筋の動かしづらさが残ることもあるため注意が必要です。
神経の位置や深さは個人差が大きく、熟練した医師でなければ安全な照射が難しい部分です。解剖学的な知識を持つ医師のもとで施術を受けることが、最も確実なリスク回避になります。
5:施術効果は永久的ではない
ハイフのリフトアップ効果は持続性が高いものの、ハイフの持続効果は、一般的に「3ヶ月~半年」と言われています。長くても半年程度であり、永久的ではありません。
メスを使わない「非侵襲的な施術」なので、効果が経時的に少しずつ薄れていきます。
当院のハイフ治療の効果は「長持ちする」という声をいただいており、半年ごとのメンテナンスをおすすめしています。
医療クリニック・サロンによって、ハイフの持続期間には差があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
ハイフをやめた方がいい人・向いていない人
ハイフは肌の引き締めやリフトアップに効果的な施術ですが、すべての人に向いているわけではありません。肌の状態や体質、年齢、ライフスタイルによっては、思うような効果が得られなかったり、副作用のリスクが高まることもあります。
ここでは、これまで解説した内容を踏まえて、ハイフをやめた方がいい人・注意が必要なケースをまとめました。
顔の脂肪が少ない人
ハイフは熱によって脂肪層を引き締める施術のため、もともと脂肪が少ない人は必要なボリュームまで減ってしまうリスクがあります。
頬がこけて老けた印象になる可能性があるため、出力を下げるか、他の治療法を検討した方が仕上がりに満足しやすいです。
ハイフで理想の仕上がりを維持したい人は、医師に「脂肪層への影響が少ない設定」にしてもらうと安心です。
10〜20代の若年層の人
若い肌はコラーゲン量が多く、まだたるみが進行していません。
この段階でハイフを繰り返すと、脂肪が減って輪郭がやつれたり、将来的な老け見えにつながったりすることがあります。
将来のリフトアップを見据えるなら、生活習慣や紫外線対策の方が効果的。必要な年齢になったら、肌の状態を見て最適な時期に始めるのがおすすめです。
金の糸を入れている人
皮下に金の糸(ゴールデンリフト)を入れている人は、ハイフの熱が金属に伝わり、やけどや組織損傷の原因になるおそれがあります。
また、照射部位に熱がこもることで、炎症や痛みが出るケースも。
過去に糸リフトを受けた人は、必ず施術歴を医師に伝え、照射を避けるようにしましょう。
顔のたるみが強い人
皮膚が大きく下垂している場合、ハイフでは引き上げが追いつかないことがあります。
ハイフはあくまで軽度〜中程度のたるみに向いた施術で、重度のたるみにはフェイスリフトなど外科的治療の方が適しています。無理にハイフを続けるよりも、たるみの程度に合った治療を選ぶことが満足度につながります。
肌に炎症が起きている人
ニキビや湿疹など、炎症がある状態でハイフを受けると、熱刺激によって悪化するリスクがあります。
赤みや腫れが強い部分に照射すると、色素沈着などが残ることもあります。炎症が落ち着くまで施術を控え、医師の診断を受けてから再開するのが安心です。
ハイフが受けられない人の特徴
ハイフはメスを使わないとはいえ、熱を皮膚に与えるため、さまざまなリスクがあります。
場合によっては重篤な副作用を起こすため、注意が必要です。
ハイフを受けてはいけない方・受けない方がよい方の特徴は上記の通りです。それぞれについて詳しく解説します。
皮膚の状態が悪い
皮膚の炎症や感染症、傷がある方は、ハイフの施術を受けられません。
皮膚の状態に不安があると、ハイフ施術後に症状が悪化する恐れがあります。
- 化膿したニキビ
- 水疱疱瘡
- 皮膚の炎症
- 過度な日焼け
といった症状がある方は、皮膚科を受診し、症状が収まってからハイフを受けるようにしましょう。
アレルギー・ケロイド体質がある
アトピーやケロイド体質の方は皮膚に炎症を起こしやすく、症状を悪化させる恐れがあります。
ハイフに使用されるジェルや消毒液にアレルギー反応を起こすこともあり、必要に応じてパッチテストを行うこともあります。
安全面を考え、アトピーやケロイド体質の方へのハイフ施術ができないクリニックも少なくありません。
妊娠中・授乳中
妊娠中や授乳中には、ハイフを受けない方がよいでしょう。
妊娠中や授乳中の女性はホルモンバランスが変化しやすく、ハイフの効果が十分に得られない可能性があります。
安全面だけでなく、治療効果の面からも妊娠・授乳の期間には一時中断し、また落ち着いてからハイフを再開するようにしてください。
ペースメーカーを埋め込んでいる
ペースメーカーを埋め込んでいる方は、ハイフを受けることができません。
ハイフは、高い出力の超音波を利用するため、ペースメーカーの動作に影響を与える可能性があります。
体内にペースメーカを留置している方は、事前に医師に相談しペースメーカーに影響がないことを確認してください。
当院では、ハイフ以外にもさまざまな治療法に対応できるため、ハイフの治療を受けられるか不安な方はぜひ一度カウンセリングへお越しください。
ステロイド・血液サラサラ薬を飲んでいる
特定の薬を服用している方は「ハイフを受けてもよいか」をかかりつけ医に確認するようにしてください。
例えば、
- ステロイド
- 抗凝固剤
などを服用している場合、ハイフの施術効果を低下させたり、副作用のリスクを高める恐れがあります。
場合によっては、他の治療法の方が安全なこともあるため、必ず施術前に「持病や飲んでいる薬」を伝えるようにしてください。
ハイフのデメリットへの対処法
ハイフのデメリットを軽減するために、上記のポイントに注意してクリニックを選ぶとよいでしょう。
丁寧なカウンセリングが受けられる
ハイフは、肌の状態や脂肪のつき方によって効果の出方が大きく変わる施術です。
たとえば、同じ出力でも皮膚が薄い人は刺激が強すぎたり、脂肪が少ない人は頬がこけて見えることがあります。
丁寧なカウンセリングでは、こういった個人差を踏まえて、どの層にどのくらいの熱を入れるのが適切かを判断してくれます。
また、たるみの原因が筋膜ではなく皮膚そのものにある場合は、ハイフではなく他の施術を提案してもらえることも。事前のカウンセリングで自分の肌に合う方法を見極めることが、満足のいく結果につながります。
専門的な知識と高い技術を持っている
ハイフは、ただ機械を当てるだけの施術ではありません。照射の角度が数度違うだけで、熱の入り方も、仕上がりも変わります。
医師は、肌の厚みや脂肪の位置、骨格の形を一人ひとり見極めながら、出力・深さ・スピードを微調整しています。その判断ができるのは、顔の構造を理解している専門家だけです。
経験と技術がある医師ほど、引き締めたい部分に正確に熱を届け、余計な負担をかけずにリフトアップ効果を引き出せます。安心して結果を求めるなら、施術実績が豊富なクリニックを選ぶことが欠かせません。
施術後のアフターフォローが充実している
ハイフを安心して受けるためには、アフターフォローがしっかりしたクリニックを選ぶ必要があります。
ハイフは、メスを使わないとはいえ、皮膚の深層部に高い熱エネルギーを伝えるため、身体に何らかのダメージがあります。
ハイフのリスクを熟知したクリニックで、万が一の際にも対応してもらえる体制で施術を受けるようにしましょう。
ハイフを受けるならファイヤークリニックへ
ハイフは、メスを使わない非侵襲的な美容治療であり、しわやたるみの改善に効果的です。
記事の中で紹介した通り、
- 皮膚の状態が悪い
- アレルギー・ケロイド体質がある
- 妊娠・授乳中
- ペースメーカーを埋め込んでいる
- ステロイド・血液サラサラ薬を飲んでいる
といったさまざまな背景により、ハイフを受けられない場合もあるため、事前のカウンセリングが必要です。
ご高齢の方や10代、20代の方ではハイフの効果を十分に感じられないこともあります。
ご自身の肌の状態や希望を医師に伝え、もっとも良い選択を提案してくれるクリニックを選びましょう。
当院では、医療用ハイフの特性を熟知した医師が、肌質や脂肪量を見極めながら一人ひとりに合わせた照射を行っています。
丁寧なカウンセリングで不安や疑問を解消し、照射後のアフターケアまでしっかりサポート。まず、下のボタンから無料のカウンセリングにお越しください。
ファイヤークリニック
PROFILE

- FIRE CLINIC総院長
-
2017年 佐賀大学医学部 卒業
2017年 都立松沢病院 勤務
2019年 都立多摩総合医療センター 勤務
2020年 FIRE CLINIC新宿院 開院
2021年 渋谷院、銀座院開院
2023年 新宿、渋谷、銀座、名古屋の4院に展開しFIRE CLINIC総院長を務める。
2024年 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター 再生医療研究室 特任研究員
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